認知症の父に会いに

認知症の父

もう施設に入所し3年以上くらいになるのかな


3ヶ月に一度ある

施設での

カンファレンス

最近の状態など担当の方々からの

説明

相変わらずいつも窓際の陽にあたる所に立っているらしい。

他の人と関わる事もしようとはせず

マイペースで過ごしているようで

たまにトラック動かさないといけないからもう帰るわ!

とか材料積まないといけないから

帰るわ!

畑も見ないといけないから帰るわ!

と言うらしい。

そんな時職員さんは

残念今日は遅いからまた明日にしましょと

言ってくれてるらしく

それを聞くとわかったわかったと納得するらしい。

ホッ!!

良かった!!ごねてなくて


施設の畑仕事や軽いキャッチボールは唯一率先して

楽しそうにしているみたい。


少し歩行も摺り足になってしまっているようで

転倒はないように注意してもらってるよう

時々失禁もあるようになったらしく紙パンツも併用してるようだ。

本人は嫌がってないようなので大丈夫だろう。

暴言やわがままは言っては

いないようで少し安心!


どんどん年はとっていくね


コロナ禍で面会禁止なのでリモート面会

私『じいちゃん私誰かわかる?』

父『おっ娘か』

私『私の名前わかる?』

父『わからん』

あららっ


ここんとこリモートだと

顔認識できづらいのか

今年始めまで言えてた私の名前忘れてしまったかな

外出もできないので前みたいに一緒に食事に行ったりする事もできなくなってしまった。

実家にもたまには連れて帰りたいけど

悪魔みたいなおばさんが居座ってるからなーー無理


一瞬一瞬を過ごしているから

何分前いやいや何秒前の事忘れる。

逆にそれが救いなのかもしれない。

家に帰れたら嬉しいだろうけど

思い入れがあるからこそ

そこに居れない辛さや寂しさを感じるだろう。

でも今は辛い寂しいも一瞬一瞬の

思いなのだ。

ごめんなさいお父さん

また顔見に行きます!!

どうか元気で過ごせますように!